あ、どうも!
あなたの名刺を営業マンに変身させるセールスライターの洌崎です。
さて問題です!
あなたの提供する商品ラインナップの価格が、10,000円・8,000円・7,000円・6,000円だったとします。
そして、あなたは出来れば8,000円の商品を数多く売りたいと思っています。
この場合、メニュー表は、高い順に書いた方が良いですか?それとも安い順に書いた方が良いですか?
シーンキーングターイム!カッチカッチカッチカッチ・・・・
とその前に、これの答えを出すためのヒントを!
さて問題です!
100万円、高いですか?安いですか?
エェェェェェェっ?ってなりませんか?いやいやいや、そんなんモノによるやんってなりませんか?
昔ね、もう30年以上前になるとおもうんですけど、ダウンタウンの漫才でこんなのがありました。
松ちゃん「さて問題です!あるところにお爺さんとお婆さんがいました。さて、どうでしょう?
シーンキーングターイム!カッチカッチカッチ・・・・」
浜ちゃん「どうでしょう?ってどういうことやねん!」と突っ込むってのがあったなぁと思いだしました。
あの漫才は、ホンマにオモロかったです。もう一回見たいなぁ。YouTubeとかで見れるんかなぁ?
あ、すみません、脱線しちゃいましたね。
話戻して・・・100万円が高いか?安いか?は比較する基準がないと答えられないですよね?
例えば、ベンツが100万円だとすると安いでしょうし、自転車が100万円ってなると高っ!ってなるでしょうしね。
要するに、人が高いか安いかを判断するのには、基準が必要ということです。
じゃあメニュー表を見たときの基準って何になるでしょうか?
それは、最初に見た金額が基準になります。
これをアンカープライスって言います。アンカーとは船の錨(いかり)のことです。
錨を下すと、そこから動かないように留めおくことができますよね。
動かない=基準ということで、アンカープライスは人が高いか安いかを判断する基準になります。
でね、通常メニュー表見るときはどこから見ますぅ?
上からですか?下からですか?
まぁ大多数の人は、上から見ると思うんですよね?
なので、一番上の金額がアンカープライスになります。
では、一般的に人は高っ!って思うものを好んで買うか?安っ!って思うものを好んで買うか?どっちでしょうか?
まぁこの辺は一般庶民とセレブとは感覚が違うでしょうけど、私を含めた一般庶民を前提にします。
恐らく、安っ!って思う方を買うと思うんですよね。
では、問題に戻ります。
8,000円の商品をできるだけ多く売りたいと思っています。
当然、メニュー表を高い順に書いても、安い順に書いても、8,000円の商品自体は変わりません。
では、どっちの方が安く感じるでしょうか?
答えはもうお分かりですね?
8,000円の商品は同じでも、高い順に書いたメニュー表では10,000円より2,000円安い。
安い順に書いたメニュー表では、6,000円より2,000円高いと思う訳ですね。
つまり、高い順に書いたメニュー表の方が、8,000円の商品が安く感じられます。
その結果、高い順に書いたメニュー表の方が8,000円の商品を買う心理的がハードルが下がるので、安い順に書いてるメニュー表よりも8,000円の商品を売りやすくなります。
もちろん、商品内容・サービス内容など他の要素も影響してきますが、でもね、メニュー表の各順番を変えるだけでちょっとでも客単価上がるなら、やらないよりやった方が良くないですか?
一度やってみて下さいね!
でもねぇ、世の中のほとんどのメニュー表が安い順なんですよねぇ。なんでやろ?もったいないねぇ。